2022-03-15 ■ 海の贈り物 2 絵描きは、描きたいものを描きたい時に描くものだと思い込んでいた。公募展で切磋琢磨するものだとは思いもしなかった。自由が何より大切だった。なにしろ、学生時代は体制破壊の季節で、独りで自分の道を切り開くのだと、試行錯誤の繰り返しだったのだ。それにしては、表現の衝動がなかったまで。